リニア・鉄道館2011年04月04日 20時05分13秒

子供達の春休み中の週末、ちょっと遠出しようということで、名古屋市の金城ふ頭まで。

過去二回、ポートメッセ名古屋で行われた税理士試験で撃沈した思い出の地だ。(T_T)
駅向かいに新しく出来た、JR東海のリニア・鉄道館。

これから整備されるリニア新幹線と、現行の新幹線を中心に各種展示のある博物館。子供には夢を、大人には納得を与える展示の数々が秀逸だった。

新幹線がいかにして安全に高速に旅客を運んでいるか、ハード、ソフトについて、丁寧に解説している展示は本当に素晴らしかった。
華やかでカッコいい新幹線の裏舞台で、どれだけの地道な技術開発と保全が綿密に行われているかということに驚いた。

日本の技術力は本当に世界に誇れるものだという、自信を与えてくれる展示だった。

難しいことは抜きにして、子供たちは新幹線の保守車両である、ドクターイエローの展示に興奮していた。普段、見ようと思っても見れへんしな。会えてよかったね。

展示されていた車両で、昭和世代のハートを鷲掴みにするのはやはり「0系」の新幹線

万博や高度成長期を牽引した愛らしい顔立ちが本当に懐かしい。

セレッソ大阪、ACL観戦2011年04月05日 23時23分23秒

平日の夕方に長居で開催されたAFCチャンピオンズリーグの試合
我らがセレッソは韓国の全北現代モータースを迎えて対戦する。

集客に苦戦する平日の試合なので、ハーフタイムチケットというサービスがあり、前半終了後に当日券を半額で購入することが出来る。

残業を早めに切り上げ、地下鉄を乗り継いで長居競技場にたどり着く。
ちょうど一週間前、カズのゴールで日本中が熱狂した場所だ。

スタンドには熱心なクラブチームサポーターが1万人強。
一緒になって、選手のプレーに一喜一憂して大声を上げる。

滋賀県が輩出した天才、乾選手が見事に華麗なパス回しから
ゴールを決めてくれた。1対0で見事な勝利
震災後、国内初の公式戦ということもあり、意義深いものだった。

スタジアム内では、サテライトの選手が募金活動を行っていたし
スタンドには、被災した鹿島や山形のユニフォームが掲げてあり
スポーツを通じて、元気を取り戻そう、貢献しようという気持ちが伝わってくる。
セレッソはいいクラブチームだと感じる。

彦根城の桜2011年04月16日 12時33分10秒

暖かくなってくる季節、ランニングも楽しくなる。
毎年この時期のお楽しみは桜が咲き誇る彦根城内に出向くこと。

早朝の時間帯は場内が市民に開放されている(?)ので
近所の人たちが散歩したり、読書したり、写真を撮ったりと
それぞれ楽しんでいる。

ひこにゃんが目を覚まして出歩きだすと物凄い人出になるので
桜の時期の彦根城は早朝に見るのが良い。


佐和口多聞櫓をいろは松の方から望むと、彦根東高校の敷地からせり出す桜が美しい。ライトアップされた夜は堀の水に桜が映るのでまさに息を呑む美しさとなる。


時報鐘の脇には落花した椿が多数残されている
敢えて、掃除していないのだろう、風情があり、カメラを向けている人もいた。

彦根城の場内は結構な急坂で、走りあがると結構な負荷となる。

天守閣まで登りきった。この時点で汗びっしょり。
しばし、威容に見とれながら、息を整える。

西の丸側に少し下りたところ。
立派な石垣と桜が美しい。
小高い山の上に造られた城というのがよくわかる景色だ。

西の丸三重櫓の辺り。
この建物は浅井氏の小谷城を移築したものであるという言い伝えがある。
今年の大河ドラマの江姫が生まれた城ということで、集客に活用しているようだ。

私が彦根城の桜で一番綺麗だと思う場所
西の丸櫓の下あたり、場内で一番北に位置する場所
中央に枝垂れ桜があり、周りを普通の桜が囲んでいる。
今年もここの桜を見ることができて良かった。

滋賀大生だろうか、脇のベンチで読書をしている学生さんもいた。
地元民ならではの贅沢な花見だ。

気持ちよく汗をかいて、景色も楽しんだ。
城のある街に住んでいることを、有難く思う。 

八幡堀とクラブハリエ2011年04月18日 06時57分07秒


能登川へ叔父の墓参りに行ったついでに、少し足を伸ばして近江八幡の中心市街地を家族で散策

お父さんの目当ては、以前からツイッターで色々情報をいただいている酒販店「さかえや」さんで、お薦めの七本槍を購入すること。
家族は、日牟礼八幡宮近くの、たねやさんで、スイーツを購入すること。

甘党、辛党で意見は真っ二つ^^

八幡堀には花見の屋形船が行き交い、風情がある風景だ。よくぞこういった景観を守ってくれているものだと感動する。



桜は散り始めていたけど、多数の観光客が往来し、美しい街並みを愉しんでいた。

たねやさんが八幡宮の参道に出店する日牟禮ヴィレッジ
同社の経営理念が体現化した店舗群だと思う。

たねやさんの店舗はどこに行っても、従業員の表情が素晴らしいと感じる。

フロアやレジなど、接客を担当する方々は、トレーニングされた・しかも嫌味のない笑顔で顧客に語りかける。
ガラスの向こうのパティシエの方々は、私語をせず、きりっとした表情で製造に携わっている。
それぞれの持ち場にふさわしい表情で、仕事に打ち込んでいる姿から、この会社で働く方々の従業員満足(ES)が高いことが想像される。

近江の企業たねやさんは、近江商人の訓、「三方よし」、売り手、買い手、世間、に加えて、社員よし。を実践していると感じる。ほんと凄い会社だ。

家族たちのお目当て、注文を受けてからカスタードを注入するドーナツを、行列に並んで何とかゲットした。


パリパリの生地としっとりとしたカスタードが、美味しかった。

久しぶりの近江八幡で、花や甘味、人を満喫でき、英気を養うことができた。
滋賀県はやっぱりええとこがいっぱいあるなあ^^

熊野街道2011年04月21日 23時15分11秒

大阪で生まれ育ったとはいえ、あまり大阪の事を良く知らない。
大阪市内となると、移動も地下鉄が中心となり、長い距離を歩くことも少ない。

帰り道、ふと思いつき、たまには地下鉄一駅分くらい歩いてみるかと思い立ち、谷町4丁目の少し西側の道を南に歩き出した。

すぐに、石碑があり、この道が熊野街道と呼ばれる巡礼の道ということを知った。
天満橋の八軒浜から、遠く紀州熊野三山までの道のり。歩き始めがここらあたり中央区や天王寺区の界隈だったようだ。ちょうど上町台地の縁を歩くような場所、辻で東西を見渡すと物凄い傾斜していることが分かる。

学校が多い文教地区だけど、商店街や卸売業、寺院、古いアパート、マンションなどなど、色々な建物が入り混じって建てこんでいる。
下町という雰囲気ではないが、生活と仕事の香りが漂う、風情のある街だ。

整然と山積みされた見本帳に囲まれ、せっせと帳簿を整理している商店の光を垣間見て、わけもなくジーンとしてしまった。大阪は中小企業の街だと実感する。

洒落た飲食店もぽつぽつあるようで、なかなか面白い街並みだ、散策してみる値打ちがある。熊野古道脇

大フィル震災復興チャリティコンサート2011年04月28日 23時56分09秒

連休前の朝方、出勤途中にツイッターを見ていると、平松大阪市長のつぶやき。本日大阪市役所内で、合計11回、大フィルの協力によりチャリティコンサートが催されるとのこと。

早速、大阪市のWEBを見ると、魅力的な演奏会が市庁舎の各所を使って開催されることを知った。
クライマックスは正面玄関ホールで19:30に、フルオケによる演奏会が行われると。ヴェルディの運命の力序曲、モーツアルトのピアノ協奏曲21番の二楽章、ベートーベンの交響曲第5番。魅力的なプログラムだ。なんとか、駆けつけよう。気合を入れて日中の仕事に取り組む。

職場でクラシックに興味があると聞いたことのある人にメールを入れて、参加者を募ると結構賛同者がいる。若い奴らを引き連れて、市役所に足を運んだ。キャパはないので殆どの方が立ち見。それでも概ねマナー良く聞き入る人々、素晴らしい。

大阪市役所庁舎の入り口ホールは、物凄い客入りとなった。
マエストロ大植さんの、躍動的な指揮で奏でられる「運力」
金管奏者としても、なんとも魅力的な名曲だ。
当たり前のことながら、プロオケの演奏は上手だ。当たり前や。
特にホルンとオーボエの方々の奏法と音色に心奪われた。

ピアコンは大植さんの弾き振り。
会社の若い奴と、「のだめ千秋ばりの、ナルシスティックやなあ。」
と、堪能した。

メインは、運命。
大植さんはたまたまの選曲とおっしゃっていたが、
こういうコンサートはわかりやすくて、力のある選曲は大事だと思う。
統一感のある緊張感で1~4楽章が流れるように演奏された。
ええ曲やなあ~。
自分が大学オケの定期演奏会で演奏したのはもう20年も前(苦)か。

ビオラやチェロの方々がとても存在感があって、良かった。
演るのと、聴くのでは、だいぶ印象の違う曲だ。
いかに緻密に設計された曲であるかということを実感した。

一通り、演奏がおわったとこで、平松大阪市長が登壇され
大植さんと即興のトークショー、というかグダグダのMC(笑)
飾らないお話が面白かった。
国難である東日本大震災に心痛め、復興の支援をしていくという話は、心を打たれた。

大植さんは芸術家、平松さんは元アナウンサー
互いの魅力がぶつかり合う、面白い時間となった。

その後大阪市歌の合唱や、アンコールなどあって、約一時間半の
演奏会。
立ちっぱなしで、腰痛を再発してしまったけど、
久しぶりに生のプロオケの演奏を楽しめただけでなく、
大阪市で働いているということを実感できる、貴重な時間となった。

職場の新人さん二人や、普段あまり接することのない別部署の若手達との、飲み会も楽しめ、GW前に英気を養える夕べとなった。
クラシックはやっぱり、ええなあ。