西成区探訪2010年11月03日 11時45分32秒


会社かつ高校の先輩にお誘いいただいた異業種交流会に参加した。

元気で面白い仕事をしている方々が集って、何か新しいビジネスやモデルを作れないかと勉強をする場所。
なかなかこういう機会に参加することは今までなかったので、人との出会いが嬉しい。

今回は、西成区で外国人向け観光案内所をフィールドワークとして展開している阪南大学国際観光学科の松村先生の案内による、西成の現状を学んだ。

日本最大の日雇い労働者の街、新今宮周辺には、労働者向けの簡易宿舎が昔からあったけど、これを改装した安価なホテルが、外国人バックパッカーに好評で、宿泊部屋数ベースでは、すでに和歌山県に所在する宿の部屋数を超えているという現状を学んだ。

行政が主導している展開ではないことが問題で、これだけのポテンシャルがある地域に変わりつつあるということを、行政が認めて活用するという動きに欠けるそうだ。

様々な歴史があり、地域として疲弊していく西成が、なんとか活力を回復させる一つの方策として、興味深いテーマだった。

親父の母校もある西成区だけど、松原からは近くて遠い存在。
ちょうど先週自転車で市大病院から今池、三角公園、天下茶屋、飛田新地辺りを走ったばかりだったので、西成への理解が少し深まった。

簡易宿舎を改装して、ホテルとして営業している物件の屋上から、西成区を眺めた。

北方向、通天閣やスパワールドが見える。
西成区と浪速区の境界はおおむね大阪環状線で区切られているけど、新世界から続くジャンジャン横丁、さらに西成の商店街へとディープな導線は区をまたいで貫かれている。
西方向、大阪市立大学病院やあべの再開発街区が見渡せる。
阪神高速の松原線の少し向こうが阿倍野区との境界、かたや再開発の街並みで西成区に入ると物凄い下町…
街を斜めに横断していた南海天王寺線の跡が、家屋の屋根の向きからうかがえる。


南方向、天下茶屋や遠く住吉大社の方面
万博の時大量に街に住み始めた労働者の方も、老人の世代。
街全体の高齢化にどう向き合うか、難しい問題が山積している。

コメント

_ ぷりん ― 2010年11月04日 19時08分55秒

そのうち西成界隈もランしてみよう!

_ long ― 2010年11月06日 19時39分51秒

はい! しかし少し勇気も必要かと(^_^;)

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