SNSと顧客満足2011年06月09日 19時36分15秒

昨日は、色々な学びがあった。

日中、大阪商工会議所が主催する大商ビジネス講演会があり、ソーシャルメディアコンサルタントの熊坂仁美さんの講演を聴講した。

「知恵と工夫で自社のファンをどんどん増やす方法」という表題で行われた講義はFacebookをいかに集客に活用していくかというテーマであり、中小企業にとって、非常に興味深い内容であったため、会場は満員御礼^^

飛ぶ鳥を落とす勢いで発展しているSNS・FBの特徴や、ブログ、ツイッター、WEBと組み合わせてどうやって収益モデルを組み立てていくかというヒントが詰まった面白い話だった。

Facebook単独でビジネスが成り立つものではなく、WEB上の来店者に好感を与えて、売場に誘導する、賑わいやロイヤリティを演出するツールとしてFBを活用する。
「好感アクセス収益モデル」を作ることが重要との話。大変勉強になった。 

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夜は、顧客満足経営研究会で、メンバーの研究発表を聴いた。

同業界にいる、大変優秀な若い診断士さんの発表

サービス産業生産性協議会が公表した、主要企業に対する満足度調査の中にあった一次データーを、さらに深掘りで重回帰分析され、
顧客満足を決定づけるのは、事前期待や口コミ等ではなく、
顧客自身が評価した知覚品質と、知覚価値が重要であるという結論

数字で裏付けされた分析なので、なんとも説得力があった。

昼間200人の社長さんが、顧客との関係性を築いて、口コミで集客するのが大事なんだと、意気込まれているのを目の当たりにしただけに、
「口コミはCSには繋がらないのか~」と、頭を鈍器で殴られたような衝撃だった。

相反する中身の話を、一日の間で聴いてしまったので、なかなか頭の整理がつかない。

いいものをいい価格で提供することが、なにより大事。
それがなければ、小細工しても顧客は振り向いてくれず、
継続的な収益は生み出されない。

4Pは、等しい価値ではなく、優先順位、順序があるということを、深堀していきたい。