上町台地の天王寺駅2011年06月15日 22時49分49秒

大阪検定を7月に受験することになって、大阪の歴史や文化、地理、風土など、あれこれ勉強することに(羽目に^^;)
8月の財務諸表論と同時進行なので、なかなか大変だ。

文学や考古学、食文化には疎い人間なので、教科書の中身はなかなか頭に入らないが、興味を持って勉強できる分野がある。高校時代の選択科目でもある地理だ。

白地図を見て、地形や等高線から、その街の産業や歴史の変遷を推測する入試問題が大好きだった(かなりオタク的)。大阪検定の中身にも地理地形から大阪の事を考える分野がある。

…私自身、子供のころから、ずっと利用して今も毎日通っているJRの天王寺駅。私の父も関西線加美から、今宮工業高校へ通学するために通ったであろう駅は、賑やかだけどどこか場末の郷愁を感じさせる駅だ。

他のターミナル駅、大阪や京都、奈良、三宮と明らかに違う構造だということに、今更ながら気付いた。改札や道路より下にホームがある。

Wikiで上町台地の事を調べて、地図の画像を見て、なるほどと思った。
天王寺駅の場所は台地の尾根の部分にあるので、電車を通すとき、山登りさせずに、山を削って線路を引いて駅舎を山の上に作ったのだろう。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2c/UemachiDaichiss.JPG

ブラタモリでタモリさんが山手線目白駅(豊島区)の構造を説明していたのと、地形的に似ている。地下鉄銀座線の渋谷駅がデパート三階にあるのも同じような理屈だ。昔の線路はなるべく平たく敷設したということだ。土木技術が発展して、やたら深い所に駅があるのとは、隔世の感がある。

上町台地、大阪城を中心とする、江戸時代から近代にいたる大阪の街発展のあらましは、ちょっと深堀すればするほど、面白い発見満載だ。
興味があるところから、関連付けさせ大阪物知りになって、なんとか検定の2級をゲットしたいなあ。