ワールドカフェで対話を学ぶ2011年11月26日 11時59分20秒

金曜の仕事終り、産創館においてビズパワーズの柳瀬さんが主催された「ワールドカフェ」に参加した。
http://www.bizpowers.jp/service/worldcafe.html

私自身、組織の中で、コミュニケーションに悩むお年頃(^^;)にさしかかり、ファシリテーションを得意としておられる先生のイベントに参加することで、何かヒントを得たいという目当てだ。

~ワールドカフェとは、「知識や知恵は、機能的な会議室で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことができる『カフェ』のような空間でこそ生まれる」という考え方に基づいたグループコミュニケーション手法とのこと。

具体的には、一テーブル4人位で沢山の島をつくり、20分程度、あるテーマについて対話をしたら、テーブルホスト役の人を残してガラガラポン、別のテーブルに移り、また別の人と、別のテーマで対話を行うというもの。

ポイントは、議論や交渉ではなく、「対話」:ダイアローグを行うということ。相手の話を否定や批判せず、傾聴して受け止めて、自分もどんどん肯定的に話をするということが、自身の考え方や気持ちに変化を与える。

今回のワールドカフェのテーマは「はたらくこと」。抽象的なテーマだが、今までの最高のはたらく体験、はたらく楽しさ、やりたいはたらき、良いはたらきの維持、というストーリー立てたテーマで沢山対話を行った。

様々な業種、立場の人が入り乱れての対話の場。色々な意見を聴くことができ、考えさせられ、非常に頭がかきまわされるような感覚だった。

共通の認識としては、協働による顧客満足の実感というあたりに落ち着くかなあ。

…意外と疲れた。
もちろん初めて会う人と、腹を割って話し合うのは、お菓子やお茶しながらでもそれなりに緊張する。
でも、緊張で疲れたのではなく、聴くにあたっての偏見や思い込みを取り払うことに疲れる感覚だ。
良い対話を生むためには普段自分が過している業界のバイアスを取り払った方が良い。でも、これが長く過ごせば過ごすほど…頭が固くなっていっているのだろう。反省だ。

今後ますます環境が厳しくなる現場で、仕事のやらされ感をなくすためには、職場における対話が必要になっていくはず。この夜、対話が充実する光景を目の当たりにできたことは、とても良い経験だった。なんとか、生かしていきたい。

 いつも、ちょっと真面目に仕事した後は飲みながらあれこれ楽しい(^^)話をさせてもらっている柳瀬さん。凛々しいファシリテーターとしての姿を見て、実は凄いおっちゃんと知り合いになれたのだなあと、出会いに感謝しました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://long.asablo.jp/blog/2011/11/26/6217399/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。