第二回大阪ごちそうマラソン完走記~西区~2011年11月05日 18時50分07秒

安治川を超えると、西区に入ります。
第一回大会と比べて、ルートも拡充され変化の大きかった西区です。
魅力再発見のランとなりました。
トンネルを上がった西区上陸の地は、下町の風情もある工場街です。
気になる工場もチラホラ^^;

見返って眺める安治川トンネルの入り口建物。対岸の建物と左右対称に建設されているそうです。
ほどなく、キララ九条商店街に走り込みます。
商店街おもてなしのスタートです^^
九条の商店街は規模も大きいので、エイドは個店単位が多い印象。
さすがにこの規模の商店街になると、街中巻き込んでというのは難しいかもしれない。
大阪はもちろんのこと、商店街は全国どこでもこういった課題は抱えていると感じる。

おもてなしして頂ける店主の熱意を感じながら走り(歩き)ます。
大ぶりのおにぎりを振舞ってもらいました。
女性ランナーたちには既にオーバーフローの素晴らしいごちそう。
私は、がっつりいただきました。

昨年大変美味しかったので、今年も期待していた寿司屋さんエイド。
今年も有難く頂戴しました。
大阪商工会議所作成のマップが備え付けられています。
九条幼稚園脇のチェックポイントに誘導してもらえる曲がり角
商店街のおっちゃんの声援を受けます^^
九条チェックポイント。
モンドセレクションも受賞した。。。大阪市水道局の名水
「ほんまや」をもらいます。 
この辺りから、配られるおもてなしが、ランナーによってはちょっと
多すぎるかなと感じました。

大きめのポーチか、小さいデイパックは、大阪ごちそうマラソンの必須アイテムかもしれません。

屋台エイド。本格的なたこ焼きが振舞われます。

キララ商店街を抜けると、中央大通り、地下鉄中央線、阪神高速湾岸線が集中する道を横切るり、ナインモール商店街に突入します。

スイーツ充実のセクションです。



果物店さんで振舞われたメロンの美味しかったこと! 
とてもジューシーで、疲れた体に沁みこみました。
昔ながらの対面販売、陳列販売の商店街。懐かしさを感じるのはもちろんですが、
いいものを吟味して、彩りよく売りまっせ、という商店主の粋を感じました。

商店街の脇には、七五三のお参りや写真撮影をする家族がいました。
長い沿道に散在した神社も、七五三参りののぼりを上げているとこが沢山あります。
可愛い子供の晴れ姿も、目のごちそうになりました。
ナインモール終盤の洋菓子店さん
シュークリームのごちそう、ありがとうございました!

アーケードの商店街を越え、みなと通の向こう側は西区千代崎の街です。
この界隈にも、小規模なエイドがあり、地元の方の暖かさを感じることができました。
お土産も増えていきます~

運河にさしかかる、地下に長堀鶴見緑地線が走っている府道173号線の信号ボランティアの方が詰めている角での出来事です。
両手に色々なお土産が増えてきたランナーを気遣って、ボランティアの方が過度にある理容店のおばさんに声をかけ、有り合わせのビニール袋を配っておられました。

今回のマラソンで、一番感動した光景でした。
ごちそうが有難いのはもちろんですが、参加しているボランティアの方や、街の人が臨機応変におもてなしや気遣いをしている様子を見て、大阪ごちそうマラソンが地域の方のボランティア精神に支えられていることを、有難いと痛感しました。

運河を渡り、西長堀界隈に入ります。
ボランティアのお姉さま方の熱い声援をうけ、ビル街に突入
昨年に引き続き、土佐稲荷神社のエイド
スリーダイヤモンドの説明を丁寧にしてくださいました。
竜馬さんは今年は別件の用事が入ったとのことで、不在、残念。
西区のコース変更があり、今年は四ツ橋筋まで延伸。
大阪都心の雰囲気の中、オレンジの集団が走る光景はなかなか面白いものでした。
四ツ橋筋、堀江の界隈は、元々の家具商の集積
現在は、インテリアや服飾、雑貨関連の洒落た店が立ち並ぶ。
インテリアショップのショーウインドウ前を、ごちそうランナーが駆け抜けます。


阪神高速湊町PAやFM大阪、キャナルテラス堀江のある界隈は、
最近になって整備の進むウオーターフロント。
水都大阪の古くて新しい観光地として、人の集う街となりつつある。
今回の、大阪ごちそうマラソンコースの端っことして、取り入れられたのは良いことだ。


加賀藩屋敷、紀州藩屋敷のあった街ということで、ゆかりの名産が並べられた、南堀江公園のエイド。今回新たに加わったエイドでは、とりわけ街の人の暖かさを感じることが出来た。
南堀江界隈は、大阪の勧進相撲発祥の地ということで、
着ぐるみ力士もお出迎え。
元禄文化、町人の商売や芸能が盛んな歴史ある街がこの地、「たかきや」だ。

新なにわ筋を再び越えて、日吉小学校の蘇鉄を観賞した後は、待望の
お茶エイド。
お茶の辻重庵さんがそろそろ疲れがたまり始めたランナーを癒すエイド
グリーンティー、茶団子や、茶せんべいが振舞われます。
店内では、抹茶も味わうことが出来ます。
サービス満点のエイドを、ガッチャマンのコスプレランナーさんと一緒に
堪能しました。
千代崎の大阪ドームを眺め、港区に戻りゴールを目指します。

大阪・淀川市民マラソン大会完走記2011年11月08日 00時08分07秒

走り始めて5年、一つの目標であったフルマラソンに挑戦して、何とか完走することが出来ました。

グロスタイム 4時間17分0秒
ネットタイム 4時間15分47秒

狙っていた初マラソンサブフォーは達成ならず、自分としては悔しさの残るランとなりましたが、リタイアせず走りきれて良かった。

この時期を選んで、市民ランナーの大きな目標であるフルマラソンに挑戦したのは、先月40歳を迎えたことと、今週結婚15周年を迎えること。人生の節目に、なにか記念になることを成し遂げようという、想いでした。
(というのは、半分くらいは後付けで、第一回大阪マラソンの抽選に漏れて、他に出場できる近辺の大会がここだったという話も^^;)

家族が寝ているうちに自分ひとりで楽しめ、あまりお金をかけずに、高血圧の対策にもなるランニングは、音楽活動をお休みした自分にとって都合のよい代替の趣味でした。もともと体育会系ではない弱っちい体、ジョギングがだんだん充実してマラソンに至りました。

色々自分なりに準備をして、万全で臨むはずの大会。
今まで20年弱、仕事で一度たりとも、寝坊で遅刻したことはないのに、この日に限ってあり得ない位の寝坊をやらかし、マラソンが人生に例えられることを身をもって痛感しました。もう少し遅ければ出走失格。。。
スタートに立てなかったらゴールがある訳ない。当たり前やなあ。

コースは淀川の河川敷の平地をひたすら走るもの、守口から枚方辺りまで左岸を登って折り返し、スタート地点を越えて、大川の分岐になる毛馬こう門を渡り右岸を下り、塚本で折り返して、守口まで戻るルート

アップダウンは少ないコースながら、当日は雨天ということもあり、ぬかるみや水たまりが多く、やや走りづらい印象
単調な景色を飽きさせない周辺の学校や幼稚園の子供たちのブラスバンドやピアニカの演奏、老若男女の声援、など、街の方々の応援はおもてなしの心に溢れてとても素敵でした。

また、当日第二回大阪ごちそうマラソンで配られたTシャツを着て走っていると、毛馬こう門の上で、「私も走りましたよ!」と先を行く^^;ランナーや沿道から「がんばれ~ごちそうマラソン!」と声をかけてくれる方がいたのが嬉しかった。

~携帯アプリで計測したネットタイム~
 会場にもAUの宣伝隊が来ていました。宣伝もいいけど、GPSが落ちて、正しい計測が出来ないので、アプリの安定性を高めてほしい。。。

~1 6:43 ~2 5:34 ~3 5:38 ~4 5:34 ~5 5:50   29:19 
~6 5:30 ~7 5:26 ~8 5:34 ~9 5:27 ~10 5:20  27:17
~11 5:28 ~12 5:28 ~13 5:25 ~14 5:37 ~15 5:20 27:18
~16 5:26 ~17 5:39 ~18 5:25 ~19 5:29 ~20 5:27 27:26
~21 5:27 ~22 5:50 ~23 5:27 ~24 5:35 ~25 5:41 28:00
~26 5:35 ~27 5:08 ~28 5:11 ~29 5:47 ~30 5:30 27:11
~31 4:46 ~32 5:35 ~33 7:01 ~34 5:50 ~35 5:52 29:04
~36 6:46 ~37 5:52 ~38 7:02 ~39 6:28 ~40 8:26 34:34
~41 6:27 ~42 7:49 ~43 7:47

GPSに誤計測があるとはいえ、35kmあたりまでは、何とか頑張れていたことが良くわかる。その後の両足の痙攣は塩分補給まで気の回らなかった戦略ミスだ。
30km以降のエイドで、強烈な喉の渇きのままに、水ばかり飲んで体を塩分不足にしたのが原因だろう。
反省すべきは反省して、それでもリタイヤせず完走できたことに、自分を褒めてあげたい。詰めの悪さも自業自得、受け入れよう^^

完走のご褒美は、地元大学の出身でもある金メダリスト高橋尚子さんのゴール前のハイタッチだ。実物はテレビ画面以上にとてもキレイな方だった。

ソフト面のホスピタリティはひしひし感じるものの、ハード面は河川敷の仮設設備なので厳しい面は否めない。更衣所も雨で水浸しで泥だらけ。レース後腰を下ろせたのは結局地下鉄に乗ってからだった。
かなり辛く、ストレスのたまるものだった。
また、参加者の質も様々。ストレスを感じるままに更衣所にゴミを置き去りにするのはまだ会場内なので許容範囲かもしれないが、地下鉄守口駅手前の自販機のごみ入れに当日のゼッケン番号を記したビニール袋や配られた飲料の空き缶を捨てている人がいるのにはびっくりした。こんなことでは、地域のおもてなしを受ける資格はない。


…色々あった初マラソン。感動を伝えようと、家に報告の電話をすると長男 「ふーん。」と興味ない返事。。。そんなもんか~^^;

結婚記念日2011年11月09日 23時48分21秒

本日は記念すべき15回目の結婚記念日(^O^) 単身赴任中なので、一緒にお祝いはできないけど。
予め嫁様に贈ったプリザーラブドフラワーも無事届いたようで、写メを着信

なんとか、かたちにはなったかな~

第二回大阪ごちそうマラソン完走記~港区・ゴール2011年11月13日 15時21分28秒

ドーム脇を抜け、再び港区
大阪環状線を脇に見ながら、南市岡の街を走る。

信号待ちのボランティアさんが港区の生い立ちを丁寧に説明して下さった。
戦火とたびたびの水害に悩まされた、港湾地域のこの区は、
区の大半の地域に2メートルに達する盛り土を施した区画整理事業が行われ
現在の姿があるそうだ。



大阪環状線が弁天町駅に向かって大きく北向きに曲がる辺り位置する
港区繁栄商店街。小規模ながら、大阪の商店街の中では、際立った面白い取り組みを
行っている商店街だ。ITに強い街人がおられるので、ユーストリームを使ったイベントの実況ををやるなど、頑張っておられる。

商店街の様子はノスタルジックそのもの。
商店街の後背地をのぞき見ると^^
大阪環状線が貨物線だった名残。大阪港貨物線の跡地が残っている。
市内の鉄道廃線跡はどこも活用が進んでいない。
使いにくい形状、権利関係など色々あるので仕方ないが、
産業遺構を、うまいこと活用して街おこし出来ないか、
色々動きもあるようなので期待したい。
繁栄商店街出口のうどんエイド
スタート前、実行委員長がここのうどんを食べる胃袋を残しておいてと話されたので
みんな並んでいました(笑)大繁盛商店街
再び港区へ、雨の中、ラストスパートです。
港区役所エイドの方々、暖かい応援をありがとう。
三津神社の神主さんによるおはらい。今年もありがたく無事を祈っていただきました。
カメラがずぶぬれで、ほとんど写らない…

八幡屋まで、たどり着き、第二回大阪ごちそうマラソンゴール!
マッサージブースは24kmの疲れをいやすランナーで大賑わい。

私は、ずぶぬれの体を温めるために、ゴール近くの銭湯に立ち寄った。
ゴール近くに、銭湯があるというのも、このマラソンの魅力だ。
しかも割引料金で入浴できるので非常にお得。
おそらく、他の大会にはない、ホスピタリティーだ。

実行委員の先輩と、繁栄商店街で待ち合わせて、熱燗で反省会。
全てを堪能しつくしたごちそうマラソンとなりました。
もう、たべれへん!ごちそうさま~~

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昨年よりスケールアップしたごちそうの数々、コースの冗長さも少し解消され
新しく参戦したエイドの方々の奮闘も光りました。
近接して開催される大阪マラソンの一年先輩として、より大阪らしい
面白さ、こてこてな雰囲気を大事にしてもらいたい。
実行委員会、ボランティアの皆さま、本当にありがとうございます。
ごちそうさまでした!








滋賀大学オーケストラ第28回定期演奏会2011年11月20日 17時48分01秒

母校の演奏会

小学生の息子二人には、本格的なクラシックのプログラムはちょっと退屈だったかもしれない。。。

曲目:ニコライ「喜歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲」
    ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」
    ベートーベン「交響曲第5番 運命」
客演指揮:河地 良智
チェロ独奏:松岡 陽平

東京都交響楽団の副主席奏者による、「ドボコン」がなんといっても注目のプログラムだ。
ソリストだけでなく、学生ソリストも見事な熱演で、素晴らしかった。

運命はこのオーケストラ6回目の演奏とのこと、概ね6年に一回は演奏していることになるので、滋賀大オケに在籍した方は、大方取り組んだことのある、名曲中の名曲です。 私も3回生の時演奏したなあ。
今回の学生さんも、概ね大事故はなく、なんとか終演しました。

ステージにも、客席にも、知り合いの方がたくさん見られ、懐かしい再会を楽しむことが出来ました。おっさんになっても、こういう拠り所があるというのは、嬉しいことです。

さて、子供たち、「なにが一番良かった?」と聞くと、
ドボコン3楽章のトライアングル! と ^^;
そうやなあ、知ってるし、触ったことのある楽器やもんな。
退屈と思わず、クラシックに親しんでくれて嬉しい。

えびす講2011年11月20日 18時09分20秒

「えびす講 にぎわう街に 小雪舞う」
と、彦根かるたにも詠まれている、
商店街の秋の風物詩

中心市街地の商店街に、沢山の露店が出店し、
商店街では正月用の品物を売り出す。


商店街が買い物の主体で、娯楽そのものに乏しかった
昭和の時代は、身動きがとれないほどの賑わいだったそうだけど

大規模ショッピングセンターが林立する現代では、
なかなか集客も難しく、祭りとはいえ商店街もやや寂しい。

スマートボールに、地元の子供たちが群がっている様子は
ノスタルジックで、ほのぼのする光景なのだけど。

ワールドカフェで対話を学ぶ2011年11月26日 11時59分20秒

金曜の仕事終り、産創館においてビズパワーズの柳瀬さんが主催された「ワールドカフェ」に参加した。
http://www.bizpowers.jp/service/worldcafe.html

私自身、組織の中で、コミュニケーションに悩むお年頃(^^;)にさしかかり、ファシリテーションを得意としておられる先生のイベントに参加することで、何かヒントを得たいという目当てだ。

~ワールドカフェとは、「知識や知恵は、機能的な会議室で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことができる『カフェ』のような空間でこそ生まれる」という考え方に基づいたグループコミュニケーション手法とのこと。

具体的には、一テーブル4人位で沢山の島をつくり、20分程度、あるテーマについて対話をしたら、テーブルホスト役の人を残してガラガラポン、別のテーブルに移り、また別の人と、別のテーマで対話を行うというもの。

ポイントは、議論や交渉ではなく、「対話」:ダイアローグを行うということ。相手の話を否定や批判せず、傾聴して受け止めて、自分もどんどん肯定的に話をするということが、自身の考え方や気持ちに変化を与える。

今回のワールドカフェのテーマは「はたらくこと」。抽象的なテーマだが、今までの最高のはたらく体験、はたらく楽しさ、やりたいはたらき、良いはたらきの維持、というストーリー立てたテーマで沢山対話を行った。

様々な業種、立場の人が入り乱れての対話の場。色々な意見を聴くことができ、考えさせられ、非常に頭がかきまわされるような感覚だった。

共通の認識としては、協働による顧客満足の実感というあたりに落ち着くかなあ。

…意外と疲れた。
もちろん初めて会う人と、腹を割って話し合うのは、お菓子やお茶しながらでもそれなりに緊張する。
でも、緊張で疲れたのではなく、聴くにあたっての偏見や思い込みを取り払うことに疲れる感覚だ。
良い対話を生むためには普段自分が過している業界のバイアスを取り払った方が良い。でも、これが長く過ごせば過ごすほど…頭が固くなっていっているのだろう。反省だ。

今後ますます環境が厳しくなる現場で、仕事のやらされ感をなくすためには、職場における対話が必要になっていくはず。この夜、対話が充実する光景を目の当たりにできたことは、とても良い経験だった。なんとか、生かしていきたい。

 いつも、ちょっと真面目に仕事した後は飲みながらあれこれ楽しい(^^)話をさせてもらっている柳瀬さん。凛々しいファシリテーターとしての姿を見て、実は凄いおっちゃんと知り合いになれたのだなあと、出会いに感謝しました。