イワス登山2013年04月28日 17時14分00秒


彦根市内から、東の方向に連なる山を見ると、一か所山頂付近が岩肌剥き出しのところがあります。
規模こそ違いますが、伊吹山西側の山体と似たような感じ。
我が家のベランダからも、手前の山に少し隠れますが、見えています。


もう10年以上前、ひょっとすると学生時代から、「あれはいったい何なんだろう。」とずーっと気になっていた。
インターネットで色々調べていると、伊吹山と同じく、ここもセメント鉱山の跡地ということだ。

今はユニクロが出来ている彦根駅の東側にも、学生時代はセメント工場があった。
この辺りの山は、石灰岩が多く、古くから石灰岩を採取する鉱山やセメント工場が沢山設置されていた。
産業の変遷で、閉山・廃止され、街中に近い施設の跡地は住宅や商業施設へと開発されているが、
伊吹山や多賀町の界隈は、そのまま空き地となったり、工場が廃墟として残っている状況だ。

経済や産業の歴史を感じられる産業遺構には以前から興味があり(萌え?)
この、イワス山に筋力トレーニングも兼ねて連休の中日、早起きして登ってみることにしました。

中山道から鳥居本を経由して、林道を登ります。 めったに乗らない愛車のクロスバイクが活躍。
ランニングでも出ない位の汗が、傾斜のきつい山道で吹き出します。

舗装された林道から分岐する未舗装の山道。ここからが本番です。
富士登山の時に購入したトレッキングシューズが役に立ちました。

杉林は十分に人の手が入っていて、整備されている。
オートバイで登る人もいるらしく轍が残っています。

意外と近く20分程度で採石場跡地に到着。
工場に沢山人がはたらいていた場所なので、アクセスは良く
本格的な登山というよりはトレッキング程度。

近くで見ると改めて迫力のある岩肌。威容に圧倒されます。

工場の施設が取り壊されず残っています。
閉山から約半世紀経っているのに、よく崩壊せず残っているものだ。


石灰岩を粉砕するプロペラのような機械も残っています。

粉砕した石灰岩を運ぶベルトコンベアーも、崩れずに残っています。

平地からさらに80Mほど、岩肌を登ります。
かなりの傾斜ですが、登山家が頂上からロープを垂らしてくれているので、
素人でも何とか登れます。

ようやく、山頂部分にたどり着く。風の音、鳥の鳴き声以外何も聞こえない。
風は強く肌寒かったものの、日射しは暖かく、麓で買って来たビールを美味しく
流し込みました(笑)

ベンチカット方式と言う階段状になった掘削現場

彦根の松原水泳場辺りから、遥か琵琶湖を一望、近江八幡から安土、衣笠山を越え、東近江市まで見渡せる絶景です。旭森学区から城南学区辺りが手前の山(イブキ)に隠れるものの、広く彦根市内の市街地を見渡せる。
彦根のどこからでも見えていたなあという感想通りだ。

長く彦根に住んでいて、ずっと気になっていたことを一つクリア出来て良かった。
半世紀以上前、こんな山の上まで開発の手を入れた先人の苦労に敬意を表しながら、
下山しました。




コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://long.asablo.jp/blog/2013/04/28/6792740/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。