五個荘の美しい街並み2011年05月03日 11時51分57秒

連休中、ランニングを重ねていると、だんだん距離を走れるようになってきた。

とはいえ、毎日家を起点に走っていると、景色にも新鮮味がなくなる。

昨夜、Wikiでたまたま近江商人のことを読んでいたので、彦根から走っていける
近江商人の里、東近江市の五個荘町界隈を目指すこととした。

国道8号線にも看板の出ている近江商人屋敷 藤井彦四郎邸にたどり着く。
庭はきれいに整備され、地元の偉人の象が立ち並ぶ。

より五個荘らしい、景色ということで、商人屋敷に水路が張り巡らされている界隈はどこなのだろうと、早朝、屋敷の前を掃除していた地元との奥様に尋ねると~

「ほこの道を曲がって、農協の角を左に行ったら、ほんほこよ。」
と、なんとものんびりした湖東弁で案内いただいた。
観光客にもこんな感じで親切に対応しているのだろう。
地域の素朴で温かい人柄を感じた。

しばし一キロほど走って到着した、五個荘町金堂集落
豪商の蔵屋敷が立ち並ぶ街並みは、地域資源そのものだ。



ここでも、早朝、街の掃除をしている地元ボランティアのおじいさんがいて、
ちょっとした挨拶と会話のなか、親切に街の成り立ちや、特徴について教えてくださった。

なんて、温かい人の集まりなんだろう。五個荘、素晴らしい街だ。

水路で飼われている錦鯉達は、程よく飢えているようで(笑)
人影を見つけると、じわじわ寄ってくる。
あいにくパンも、麩も、持ち合わせがないので、肩すかしでゴメン。
(肩、あるのか?)


近江商人は日本各地に行商に行って、商才・才覚を現したものだけど、
ここ、五個荘の商人たちは、地元に大きな屋敷を建てて、家族をずっと住まわせたそうだ。
いわば、江戸時代版の単身赴任生活だ。

山と水と愛する家族のある、美しいこの里を思い浮かべ、帰るを楽しみにしながら
東北や江戸で商売に励んだ五個荘の近江商人か。
私も、その勤勉と郷土愛を見習って、頑張らないと。