心酔する酒販店2012年02月25日 17時55分41秒

彦根駅前のさざなみ酒店さんは、かれこれ5年以上付き合いのある、いわゆる昔ながらの商店街の酒屋。売れ筋の発泡酒やビールを置かず、品揃えとしてはかなりとんがった店だ。

私と同じ年の店主さんと気が合うので、週末お邪魔しては、共通の趣味であるランニング談義、家族の話、彦根の街づくりの話、などなど色々、そしてお薦めの酒を買い求めるという流れ^^; ついつい買い過ぎで家族には呆れられるが。。。

お忙しいだろうに、いつも気さくに色々話をして下さる。商品である酒の幅広い知識を教えていただく場面は、個店振興の手法とも言われる”まちゼミ”のミニ版みたいなものだ。

商工会議所の青年部活動や、コミュニティFMでのレギュラー番組パーソナリティを務めるなど、地域に根差した活動で多忙を極める店主さん。商人として自分が納得できるものをしっかりと情報発信して販売して、顧客と地域に満足を提供しようという姿勢に、強く共感し応援したくなる。

先日購入したのは、滋賀県東近江市の喜多酒造さんの権座(ゴンザ)
「燗にして美味しいモノを。」というオーダーで選んでいただいた地酒。
http://kirakucho.jp/index.php
琵琶湖の内湖にある島の環境保全活動に所縁ある品とのこと。

燗の美味しさを実感するならぜひ一度試してみて、と、錫で出来たチロリを貸して頂いた。ここまでされるとホントお店へのロイヤリティは高まるばかり^^。いい商売をする方にはしっかり儲けてもらいたい。大変だと拝察するが、小さい個店が生き残っていくヒントの詰まった店だと思う。