徳山ダム2009年11月01日 09時58分41秒

久しぶりに行事のない土曜日

人ごみを避けてドライブしようということで、 湖北木之本から岐阜の北部までドライブ。

木之本町から岐阜の揖斐郡藤橋、坂内を結ぶ道は国道であるにも かかわらず、つづら折の八草峠があったので、通行止めになることも多かったけど、昨年立派なトンネルが完成して飛躍的に道路が改善された。

その先、岐阜と福井の県境に近い山奥に、同じく昨年完成した徳山ダムがある。一つの村まるごと廃村にして、日本最大のダムを完成させたもの。

廃村となった村の暮らしや、工事の様子などを展示した会館がダム湖を見渡す高台にあった。

村のシンボルであった鉄筋3階建ての小学校が水没していく様は、昨年盛んに報道されていたので、一度見てみたかった。

水不足のときによく報道される高知のさめうらダムと違って、このダムの最低貯水量は水没した小学校より40M上位なので、渇水のときでも小学校の面影を見られることはないそうだ。

民主党政権になって変わるようだけど、 一度走り出すと、歩みをとめることの出来ない公共事業
事業発表から半世紀の後に、なんかよくわからない目的のため、自分の村が沈んでいくのを見送った人たちの心には、どんな想いが去来したのか、ダム湖を見ながら考えさせられた。

現在このダムから、壮大な地下トンネルを作って木曽川まで導水すると言う計画がある。八ッ場ダム同様に中止になるのだろうな。

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