宮世話奉仕 しめ縄作り2009年12月20日 18時18分13秒



今年は、PTA役員、町内会の委員に加えて、近所の神社の世話係も当たっている大当たりの年。。。

今日は初詣に備えた神社での奉仕作業に丸々一日従事。

一年間、神社の境内のあちこちに
飾られるしめ縄を作る作業とのことで、実は初めての体験なので結構楽しみにしていた。

市内の農家に頼んで用意してある餅米の藁を使って作業を行う。
普通の米の藁は繊維が細く硬いので縄作りには向かないそうだ。
初めて知った。


藁を21本束ねて、根元を縛って縄編みが始まる。地元の長老(笑)の指導の下に作業だ。


7本の藁づつをまずらせん状に編みこんで、その後に残った7本の藁を編みこみながら全体を仕上げていく。


若手(私ですら!)は単純な藁の縄をつくる役割だけど、長老達は、鳥居の下に飾られるようないわゆるしめ縄を豪快に編みこんでいた。
まさに日本の伝統文化、民間伝承の職人技だった。

お金を出せば立派なものは購入することが出来るそうだけど、あえて、町の人が一日集まってこういった作業に力を出し合うというのは、素晴らしいことだと思う。
高齢化、過疎化が進みつつある町だけに、こういった機会は貴重だと思う。


完成した縄の数々。大晦日にはもう一度朝から集まって境内のあちこちに飾り付けをするそうだ。


神社の作業らしく、休憩には日本酒が振舞われた。
もう40前なのに、参加者では最年少ということでやたらと酒を注がれた。。。
昼間から酔っ払い。。。

たまたまペアを組んだ方が、偶然にも長男の同級生のお父さんで、また一つ地域でのつながりが生まれた。その方ももともと彦根の人ではないので、地域を知るためにこういった行事に積極的に参加しているとのこと。同じ境遇と考えを持っているので、意気投合した。


初めての体験は出来たし、新しい出会いもあったし、なかなか収穫の多い師走の一日となった。