正月の読書 すかたん 指名される技術2016年01月04日 07時23分42秒

短い正月休みのため、さほど読めなかったが文芸書を1冊とノウハウ本を1冊

「すかたん」は大坂を舞台にした、天満青物市場の大店での仕事や恋愛模様を軽やかな文体で書いた作品。朝ドラの流れで取り寄せてみました。
江戸時代の商家の佇まいや大坂の古い街並、大阪産野菜、料理の描写が瑞々しく、古き良き大坂を知ることの出来る作品でした。

指名される技術は、毎日放送で子守さんが取り上げていて、面白そうなのでポチット^^  縁のないクラブ、キャバクラにおけるサービスの科学。具体的なノウハウを応用するのはあれとしても、主役は顧客であるという、サービス業にとって最も大事な意識を再認識する意味でとても面白かったです。

今年はもう少し本を読むことを習慣にします。

読書「本日は、お日柄もよく」2015年06月28日 17時31分19秒


スピーチとは違いますが人前で話す事が多いので、読んでみました。

普通のOLが感動的なスピーチに出会い、スピーチライターという職業に出会い、自身もその世界に身を投じて成長していくというストーリー仕立ての作品です。

友情や恋愛、仕事、ライバル、などなど、読みやすい王道のストーリーがてんこ盛りで一気に読めました。

実在の政争を連想させるため、時代によって作品自体の評価が上下してしまうのかなという印象は否めませんが、
言葉の力を信じて頑張ってみようかな、という前向きな読後感がありました。

【読書】小出流ビジネスコンサルティング2014年05月06日 17時35分29秒



連休中の読書、特にUSJの待ち時間で熟読しました^^;

日本の中小企業支援者の中で、カリスマ的存在の小出氏。私は残念ながらまだお会いしたことはありませんが、地方都市の中小企業支援機関で多数の支援実績を残されている方です。

現在の小規模企業支援施策のキーマンである、小出氏のビジネスコンサルティングの考え方について、あらましを知ることが出来ました。

特に感銘をうけたのは、コンサルティングを行う上での支援者の心構えとして、
①どんな企業、人にも必ず売りや強みがあることを前提に考える
②相談者との関係は対等と心得る
③相手に対するリスペクトを忘れない。
を、掲げておられること。

私自身、十分に実践は出来ていませんが、小規模企業に向き合う時にまさに注意していることだったので、本文全体がしっくりと腑に落ちました。

個々の企業の売上向上に関するコンサルティングは、自社の職責上なかなか出来るものではありませんが、小出さんが本文で書いておられる、「相手にとって相談に来てよかったと思われる関係を築くことが重要。相手の知らないことでなおかつビジネスのヒントになる事柄を一つだけでも提供することが重要。それをするためには情報収集を習慣にして、その日のために準備する。」というところは、実践可能なことなので、私自身が、また私の分身であるメンバーにも浸透させていきたい。

何とか、仕事中に(仕事外でも^^)、小出さんにお会いする機会を作ろう。

阪急電車2013年02月24日 13時26分17秒

すごく久しぶりに小説を読んだ。
有川浩さんの、阪急電車

1年少し前に映画化された時、ちょうど外回りで阪急電車に乗った時
車内にたくさん宣伝されていたのを思い出す。主題歌はaikoだったか。

40過ぎのおっさんには過去のモノとなった淡い恋愛などが、宝塚から西宮北口までの一往復に、読みやすく綴られている。よくできている話しだった。

マルーン色の、洒落た内装の阪急電車でこそ、画になる。
私の愛用する近鉄南大阪線にも、鞄を投げるおばちゃんはいるかもしれないけど、洒落た映画の舞台には、ちょっと厳しいだろう。

また、機会があればDVDも借りてみよう。

リーダーシップチャレンジ2012年05月20日 14時30分20秒

2日間実施された研修の事前課題として指示された書籍

ゴールデンウイークに読むにしてもなかなか凄いボリュームの本で、通読が精一杯。リッツカールトンの本と一緒で、邦訳独特の言い回しが苦手だけど、書いてある内容は納得感のあるものだった。組織論や動機づけ、マネジメントを考える上で、折に触れ精読する値打ちのある名著だと感じた。

リーダーが意識するべき5つの実践指針と10の実践手法について詳述してあり、自分に足りないもの、自分がすぐ取り組めるもの、など色々な情報を得ることが出来た。

私を含め、新任中間管理職を集めて実施された研修は、コンプライアンスやハラスメント、メンタルヘルスケアなど、必須科目が並んでいた。

なにより大事なのは、コミュニケーションの力を高めること。
しっかり相手の存在を認めて、具体的に人格を褒めて、行動に問題があれば叱る。と。
マネージャーの基本的素養を、勉強させていただきました。

一番苦しんだのは、「相手を目一杯褒めて下さい。」という二人一組のワーク。研修の参加者の多くが、「自分らの時代は褒められて育ってないから、褒めろといわれても照れるわ。」と、苦笑いする。同感だ。

「褒めるも、叱るも、相手の事をよく理解して観察していないと出来ないのです。」と指摘されて、ハッとしました。

単純な給与体系で右肩上がりの時代であれば、組織の中にある「個人」にさほど注目しなくても、大号令のもと組織で動いていれば一応の成果がでて、結果として個人が満足いく処遇も得られた。

そういう時代ではないので、しっかり相手に関心を持って、行動していかなくてはならない。それが今の時代のリーダーということだ。

難しいけど、決して苦手な、嫌いな考え方ではなく、私の得意分野のはずなので、少しずつ実践して行こう。

株式会社黒壁の起源とまちづくりの精神2011年08月22日 06時39分08秒

株式会社黒壁の起源とまちづくりの精神

株式会社黒壁の起源とまちづくりの精神
著者:角谷嘉則
価格:2,520円(税込、送料込)
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職場の次長さんに紹介していただいた、立命館大学の角谷嘉則先生の著書をポチっと購入。色々終わるまで積んでおいたので、ようやく読みだした。

私の大好きな長浜の街。
黒壁会社の話だけではなく、様々な街づくりの先導者でありプレイヤーであった青年会議所や商工会議所、アートインナガハマ、行政、など色々と多面的にフィールドワークされて書き上げられた本のようだ。

長浜を始めとした湖北の街で、どっぷりと働いていたのはもう6年以上も前になる。
今の長浜の取り組みなども知ることが出来る書籍だ。大切に読み進めよう。

財務会計講義第12版2011年08月21日 09時13分42秒

財務会計講義第12版

財務会計講義第12版
著者:桜井久勝
価格:3,990円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



先日の税理士試験財務諸表論、試験委員である桜井先生の著書です。大学の授業で使われているような本を買ったのは、それこそ大学以来かも(汗)、ちょっと頑張って読み込もうと一念発起しました。

有名講師のブログに、今回の財表理論問題は、試験委員から「もっとしっかり、会計を理解しなさい。」というメッセージが詰まっている良問だと書いてあった。

「なんとなくわかるんだけど、いざ書けとなると書けない。」という状態は、受験のテクニックとかではなく、本質的な理解が不足しているから。予備校の通信講座を受けていたのも3年前の話(早く合格しないから…;) 月日がたって、だんだん自己流で理解してしまっている弊害が出てきている。 

12版を重ねた財務会計の正に良著、教科書を、通読精読熟読することで、基礎を固めて、応用に堪える知識の足腰を鍛えよう。

偉大なる しゅららぼん2011年06月08日 00時28分48秒

プリンセストヨトミの作者 万城目学さんの新作です。

Facebookに財団法人OJOのファンページがあり
機構の職員さん(笑)がちらっと、秀吉にゆかりある竹生島宝巌寺について「しゅららぼん」と意味不明のフレーズを書いていた。

調べてみると、表題の新作がつい最近出版されたとのこと
奈良、京都、大阪を舞台にした長編で破天荒な世界を繰り広げた
万城目さんの大ホラ小説

本作は、滋賀県が舞台、しかも、湖東石走という街の設定は
どうやら彦根市がモデルのようだ。普段、長編小説は読まないけど、
この作品は読むしかないな!と紀伊国屋で購入

まだ、さわりの部分しか読んでいませんが、
駅前にハトのマークのスーパーがあるなど、
県民にとっては、思わずにやりとさせられる描写が沢山出てくる。

万城目さんの長編は、過去三作ともドラマや映画化されているので、本作も映像化されるのではないかと期待します。
観光、街おこしのきっかけになるかもしれない。

滋賀県民、必読の一冊!? 楽しく読み進めよう。

池上彰さんの本ほか2011年01月10日 11時43分46秒

普段、読書を怠っていることを反省し、 終業日に沢山本を買い込んで、成人の日までに読了する 毎年のパターン

ランニングやBIKEに関する雑誌も購入し 一年の強化策を胸算用するのも然ることながら、 やはりビジネス書が多くなる。

知人の間でも評判の池上さんの本を平積みから 二冊ほど購入

「難しいことは簡単に、簡単なことは簡単に」伝えられているか、自戒させられる。
複数のビジネス書を読まないと得られない色々な分野のノウハウが詰まった本で、100万部売れているのも納得だ。


自身、直接自分の身に降りかかるリスクを回避するために仮説を立てて仕事することはあるけど、全体を見通し、より大きなセクションの運営に役立てる「見通し」まで出来ていないので、参考になった。

新聞を定点観測でしっかり読む必要性を感じ、

マクロの経済統計値は、日々の仕事に直接使うわけでもないのでついつい疎くなりがちだ。ざっくりとメモして手帳に忍ばせておくことで、日経新聞の読み方も変わるだろう。

最後に^^;

「萌えキャラ好き!?」と子供たちのありがちな勘違いを誘発した。
最初から複数のメディアでの展開を見込んでいたのだろうと思われる商業ベースのうまさがある本だった。最後の展開はスクールウォーズを思い出した。

「デフレの正体」2010年10月03日 16時17分50秒



日本政策投資銀行の方が書かれた著作を読んだ。
わかりやすく、面白い内容だった

日本経済が陥っている不景気、デフレの原因は学者が昔から論じている景気循環の波ではなく、生産年齢人口の減少:現役世代の減少が原因であるという趣旨で、公的な統計値や指標ながらあまり論壇で重視されていない小売業の販売額や人口そのものの趨勢変動から解説する本だった。

「金は天下の回りもの」とは、よくいったもので、生産年齢層:若年層の消費意欲も旺盛な世代の所得を増やすか、高齢者の死蔵されている莫大な金融資産から移転することが出来れば、景気は良くなるという考え方、納得できた。

共働きであくせく働いて、3人子供を育てて、毎年国内旅行に行って、パソコンも買い換えて、家を建てたら、地場産業の仏壇も買って、一緒に住むばあちゃんは年金で孫にあれこれ買って…
という我が家は、日本経済にはそこそこ貢献していることになるかな^^

急速な所得移転は難しいだろうけど、高齢者が思わず財布のひもを緩める商品やサービスを、開発できる企業は優位に立つことができるだろう。企業を見るひとつの物差しにしよう。