大フィル震災復興チャリティコンサート2011年04月28日 23時56分09秒

連休前の朝方、出勤途中にツイッターを見ていると、平松大阪市長のつぶやき。本日大阪市役所内で、合計11回、大フィルの協力によりチャリティコンサートが催されるとのこと。

早速、大阪市のWEBを見ると、魅力的な演奏会が市庁舎の各所を使って開催されることを知った。
クライマックスは正面玄関ホールで19:30に、フルオケによる演奏会が行われると。ヴェルディの運命の力序曲、モーツアルトのピアノ協奏曲21番の二楽章、ベートーベンの交響曲第5番。魅力的なプログラムだ。なんとか、駆けつけよう。気合を入れて日中の仕事に取り組む。

職場でクラシックに興味があると聞いたことのある人にメールを入れて、参加者を募ると結構賛同者がいる。若い奴らを引き連れて、市役所に足を運んだ。キャパはないので殆どの方が立ち見。それでも概ねマナー良く聞き入る人々、素晴らしい。

大阪市役所庁舎の入り口ホールは、物凄い客入りとなった。
マエストロ大植さんの、躍動的な指揮で奏でられる「運力」
金管奏者としても、なんとも魅力的な名曲だ。
当たり前のことながら、プロオケの演奏は上手だ。当たり前や。
特にホルンとオーボエの方々の奏法と音色に心奪われた。

ピアコンは大植さんの弾き振り。
会社の若い奴と、「のだめ千秋ばりの、ナルシスティックやなあ。」
と、堪能した。

メインは、運命。
大植さんはたまたまの選曲とおっしゃっていたが、
こういうコンサートはわかりやすくて、力のある選曲は大事だと思う。
統一感のある緊張感で1~4楽章が流れるように演奏された。
ええ曲やなあ~。
自分が大学オケの定期演奏会で演奏したのはもう20年も前(苦)か。

ビオラやチェロの方々がとても存在感があって、良かった。
演るのと、聴くのでは、だいぶ印象の違う曲だ。
いかに緻密に設計された曲であるかということを実感した。

一通り、演奏がおわったとこで、平松大阪市長が登壇され
大植さんと即興のトークショー、というかグダグダのMC(笑)
飾らないお話が面白かった。
国難である東日本大震災に心痛め、復興の支援をしていくという話は、心を打たれた。

大植さんは芸術家、平松さんは元アナウンサー
互いの魅力がぶつかり合う、面白い時間となった。

その後大阪市歌の合唱や、アンコールなどあって、約一時間半の
演奏会。
立ちっぱなしで、腰痛を再発してしまったけど、
久しぶりに生のプロオケの演奏を楽しめただけでなく、
大阪市で働いているということを実感できる、貴重な時間となった。

職場の新人さん二人や、普段あまり接することのない別部署の若手達との、飲み会も楽しめ、GW前に英気を養える夕べとなった。
クラシックはやっぱり、ええなあ。

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