販売士1級資格更新講座2013年01月27日 17時20分50秒

5年前に取得した1級販売士の更新期限が迫りました。

診断士と違って、5年に一回だけ、資格更新講座というのを受講する必要があり、全国4カ所程の商工会議所で開催される座学の講座を受けるだけで更新が出来ます。

が、これが平日開催なのです(涙) もともと流通業の方が多く受験する資格なので、試験日も確か平日だったなあ。

なんとか会社の有給をとれるかなと画策するも、モノの見事に外部団体様との大事な会合に被ってしまい、はてどうしたものかと、WEBを調べると、救済措置として、協会が実施する通信講座を受講すればOKとのこと。テキストで勉強するのではなく、あるテーマで論文を書いて提出するという内容でした。

ということで、現在「小売業経営の課題と対策」というテーマで2,000字程度の論文を執筆中(汗)
アカデミックな事はかけませんので、小規模企業の経営指導と金融支援の現場から、現状分析と実践的処方箋について書かせていただきます。

書くのは久しぶりなので、結構楽しかったりします。

様々な資格、事務局の色々な利権も絡んでいるので、維持更新にも何かとお金がかかります。。。

さようなら 久宝2012年12月22日 19時24分16秒

大阪の中小企業診断士が、商工会館での会議や研究会の後、必ずと言っていいほど立ち寄る、御堂筋線本町駅最寄りの居酒屋、久宝

残念ながら、今年で営業を終えられるそうです。ご馳走様でした・有難うございました。

委員会や研究会の後、本当にお世話になりました。俳優の浅野和之似(私が思っていただけ!?)の店主さんが陣頭指揮される店内は、いつも満員で、多士済々の診断士や勤め終りのサラリーマンが、安くておいしい料理とお酒に癒されていました。

私個人としても、本当に沢山の人と知り合いになれた思い出深い場所です。

下ごしらえ済みの半製品を見せて、客単価向上と調理時間の短縮をはかる点とか、経過時間ごとに注文の提案をする点とか、割り勘+領収書を手際よく準備してくれる点など、診断士目線でも、生産性の高い飲み屋だなあと思っていました。

店主さんは、少しゆっくりされるそうですが、どうかご自愛下さい。
久宝での沢山の出会いと、ご馳走様が人生を豊かにしてくれています。
本当に有難うございました。

素晴らしい経営の街の本屋さん2012年09月21日 21時51分24秒

しっかり経営に力を注ぐことが、本当に大事であるということを再確認させていただける社長様との出会いだった。

旧態の書店がどこも厳しい中、頑張っておられた。

その書店の経営が他と違うのは、僭越ながら気づかせていただいた。

本を並べるだけでなく、本に対する想いが並べてある。
社員さんがユニフォームを纏うことで正臨問わずスイッチが入っている。
お客様の顔を見ながら、それぞれに声をかけて関係性を築いている。

小規模小売店が、しっかり経営に力を注げば、魅力的な場所になる。その助けとして、中小企業診断士は役に立てるし、立たなければあかん、と痛感した、素晴らしい小売店でした。

棚だし2012年05月23日 23時00分29秒

毎日利用する、駅ナカの某大手コンビニ

帰宅時に立ち寄ると、たいてい棚だし中の商品が床に散乱して大変残念な情景になっている。電車が着くたびに店内に人が押し寄せ、店員がレジに走るので、輪をかけて混沌さを増す通路。。。大手のコンビニでここまで荒れているのはあまり見たことがないなあ。

コンビニや小売店で勤めたりバイトした経験がないので、どうしてこうなるか想像の域は出ないが、①路面店と違ってアイドルタイムが少ない②狭小店なので通路が少し狭い③同じくバックヤードが少ない④24時間営業でない ⑤店員がまだ不慣れ  あたりが原因なのだろうか。

店主に、どうすればスムーズに棚だし出来ますかと質問されたら、どうやって答えるか。妙案を思いつかない自分に苛立ちを感じつつ、しばらくこのコンビニを観察してみよう。小売店はホント面白い。

5年近く前にいいコンビニがあったな。研究会のコラムのネタにしていたお話しだ。
http://long.asablo.jp/blog/2007/09/27/

ラストスパート2012年03月22日 22時30分13秒

本日、私の任期中最後のお客様方を送り出しました。これで本割の業務は終了し、年度更新や引き継ぎ案件の対応、あいさつ回りなどに入ります。何とか無事クロージング出来そうで良かった。

最後に送り出すお客様は、偶然にも7年前の仕事で縁ある創業支援施設に礎のある方だった。ホント運命的な繋がりを感じます。

真面目に努力する企業。熱意をもって企業をサポートする支援者。それぞれの立場でしっかりやっていれば、きちんとした成果が残り、小企業が生き残る事例となる。赤ん坊のような企業が、いまや複数の雇用を創出して高い顧客満足を実現している。

7年越しでそういう現場に、複数の面から、携わることが出来て良かった。掛け値なしに支援者冥利に尽きる。

小規模企業に近い場所に根を張って、マンパワーをかけて、社長に寄り添ってサポートすることは長期的に意義があることだと実感します。それが難しい時代になっていることが懸念される。近視眼的な判断をせず、しっかりと支えていきたい(支えて欲しい・頼むでホンマに)。

実りある私の大阪物語は、新年度より阿倍野に場所を移して第3章が始まります。
まずは、本町橋をきっちり納めるための、ラストスパートですね。

心酔する酒販店2012年02月25日 17時55分41秒

彦根駅前のさざなみ酒店さんは、かれこれ5年以上付き合いのある、いわゆる昔ながらの商店街の酒屋。売れ筋の発泡酒やビールを置かず、品揃えとしてはかなりとんがった店だ。

私と同じ年の店主さんと気が合うので、週末お邪魔しては、共通の趣味であるランニング談義、家族の話、彦根の街づくりの話、などなど色々、そしてお薦めの酒を買い求めるという流れ^^; ついつい買い過ぎで家族には呆れられるが。。。

お忙しいだろうに、いつも気さくに色々話をして下さる。商品である酒の幅広い知識を教えていただく場面は、個店振興の手法とも言われる”まちゼミ”のミニ版みたいなものだ。

商工会議所の青年部活動や、コミュニティFMでのレギュラー番組パーソナリティを務めるなど、地域に根差した活動で多忙を極める店主さん。商人として自分が納得できるものをしっかりと情報発信して販売して、顧客と地域に満足を提供しようという姿勢に、強く共感し応援したくなる。

先日購入したのは、滋賀県東近江市の喜多酒造さんの権座(ゴンザ)
「燗にして美味しいモノを。」というオーダーで選んでいただいた地酒。
http://kirakucho.jp/index.php
琵琶湖の内湖にある島の環境保全活動に所縁ある品とのこと。

燗の美味しさを実感するならぜひ一度試してみて、と、錫で出来たチロリを貸して頂いた。ここまでされるとホントお店へのロイヤリティは高まるばかり^^。いい商売をする方にはしっかり儲けてもらいたい。大変だと拝察するが、小さい個店が生き残っていくヒントの詰まった店だと思う。

異業種交流会2011年10月20日 22時44分08秒

仕事の帰り道、天王寺の異業種交流会に参加した。

発表いただく方は、政府系の「直接金融」に携わる実務家。
投資家の目から見た、伸びる中小企業の特徴について、経験に基づく事例を沢山交えてお話しいただいた。

投資と融資。どっちもバランスシートの右側に鎮座する、資金調達の項目だ。教科書では、短中期的な弁済の確実性が大事な融資と、中長期的な収益力と配当に関心のある投資は性格が違うとされている。

実際に企業の見方が異なるのかどうか、というところを最大の関心事として、聴いていたけど、そんなことはなかった。
きちんと現状分析して、持てる経営資源を無駄なく生かして、労を惜しまず、顧客思考で工夫しながら経営している企業かどうか。投資でも融資でも、大事な視点はそうそう変わるものではない。

最後に、伸びる企業のポイントを三つ集約して挙げられた。
1 常識にとらわれず顧客思考でサービスを追求する。
2 人材が人財になるように、育成を怠らない。
3 社員に経営への参加意識を持たせる、巻き込む。

特徴的なのは、3つのうち二つはヒトに関するものだということ。
ヒトがいかに力を発揮して経営を盛り上げていくかが大事ということだ。
自分達を振り返ったときに反省することも多い部分だ。しっかりしないと。

異業種交流会の魅力、年齢や業種の違う色々な方との意見交換も非常に楽しいものだった。日常業務の悩みも聴こえ、中小企業の現場の空気を感じることが出来たのは大きな収穫だった。

糧として、生かしていこう。

なにわなんでも大阪検定の結果2011年08月20日 16時31分06秒

自宅あて、検定事務センターから郵便が届きました。

2級 76点
3級 87点 
ダブル合格^^!

大阪の街を元気にする役回りとしては、面目躍如の結果で、ホッとしました。 

合格証のほか、同封物が沢山あった。
感心したのは問題ごとの正答率や得点分布のグラフ等の資料がとても丁寧に作り込まれていること。
色々な国家試験を受けているけど、結果だけ通知するものばかりで、達成度や順位などの開示は曖昧なものが多い。
お国の試験実施団体も、こういった親切でおもてなしの心あるご当地検定を見習って欲しいものだ。

また、合格者特典のクーポン綴り! バラエティに富んだ各施設で、しかもなかなかの割引率でお得感たっぷり。加えて、検定で知った色々な場所や知識と関係してくるものが多く、受験後にこそ行きたいと思わせる仕掛けだと感じた。

総じて受験者満足(CS?)の高いご当地検定だった。

その後の税理士試験、富士山登山とちょっと残念な挑戦が続いていたので、この検定の合格で元気を取り戻し、また何かしら挑戦を続けよう。

現在は滋賀県民、湖の民ですが、高校時代までは大阪で過ごしていたので、元大阪人としても、せめて2級までは素養としてゲットしておきたかったので、良かった~。

SNSと顧客満足2011年06月09日 19時36分15秒

昨日は、色々な学びがあった。

日中、大阪商工会議所が主催する大商ビジネス講演会があり、ソーシャルメディアコンサルタントの熊坂仁美さんの講演を聴講した。

「知恵と工夫で自社のファンをどんどん増やす方法」という表題で行われた講義はFacebookをいかに集客に活用していくかというテーマであり、中小企業にとって、非常に興味深い内容であったため、会場は満員御礼^^

飛ぶ鳥を落とす勢いで発展しているSNS・FBの特徴や、ブログ、ツイッター、WEBと組み合わせてどうやって収益モデルを組み立てていくかというヒントが詰まった面白い話だった。

Facebook単独でビジネスが成り立つものではなく、WEB上の来店者に好感を与えて、売場に誘導する、賑わいやロイヤリティを演出するツールとしてFBを活用する。
「好感アクセス収益モデル」を作ることが重要との話。大変勉強になった。 

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夜は、顧客満足経営研究会で、メンバーの研究発表を聴いた。

同業界にいる、大変優秀な若い診断士さんの発表

サービス産業生産性協議会が公表した、主要企業に対する満足度調査の中にあった一次データーを、さらに深掘りで重回帰分析され、
顧客満足を決定づけるのは、事前期待や口コミ等ではなく、
顧客自身が評価した知覚品質と、知覚価値が重要であるという結論

数字で裏付けされた分析なので、なんとも説得力があった。

昼間200人の社長さんが、顧客との関係性を築いて、口コミで集客するのが大事なんだと、意気込まれているのを目の当たりにしただけに、
「口コミはCSには繋がらないのか~」と、頭を鈍器で殴られたような衝撃だった。

相反する中身の話を、一日の間で聴いてしまったので、なかなか頭の整理がつかない。

いいものをいい価格で提供することが、なにより大事。
それがなければ、小細工しても顧客は振り向いてくれず、
継続的な収益は生み出されない。

4Pは、等しい価値ではなく、優先順位、順序があるということを、深堀していきたい。

仕事の出来る人2011年06月07日 23時23分18秒

昼休みを利用して、紀伊国屋に本を買いに行ったので、
堺筋本町界隈の蕎麦店で、手早く昼ご飯を済ませることにした。

美味しく味わい、レジに行き、伝票を渡す。
「そば定食、680円で~す」と、パートのおばちゃんの威勢の良い声
小銭入れを見ると、なんとかジャリ銭で足りるかもしれない

5秒ほど、必死で、小銭を数えると中身は660円の様子
(あと、20円でテトリスなのに、と意味不明?なことを考え)
苦笑いしつつ、あきらめて、1000円札を出しながら
視線をレジのおばさんに戻すと、既に左掌に320円が見えやすく置かれ
右手に渡した1000円札と引き換えに、一瞬で清算が終わった。

味もよく、挨拶も朗らかな、元々良い印象の店、
加えて一瞬の先読みで行われるレジのテクニックは
結果的に手早くレジを済ませられた私だけでなく
数秒待たされる次のお客さんにとっても、
(その人が気付けば)心憎いものになるだろう。

個人経営なので、体系化されたマニュアルではなく、パートのおばさんの経験則から生まれた、ちょっとしたレジのテクニックなのだろう。

味+スピードが求められるランチタイムのビジネス街で
確実に、満足を得られる品質だった。
ちょっとの工夫で、リピーターは増えるんちゃうかなあ。