セル生産2008年11月18日 21時40分38秒

もはや忘れかけの診断士一次試験知識

確か、流れ作業ベルトコンベアーで流すことで生産性を上げるのとは
見かけ対極的で、一人の作業者が工程の大部分を担当してモチベーションや付加価値を上げるというような内容だったかな^^;

実際の仕事ではなかなかお目にかかることがないこともあって
すっかり忘れかけていたわけですが、
今日お会いしたお客さんは縫製業という、アジアとの競合で衰退する岐阜の代表的な地場産業において、セル生産という手法を用いて
高い付加価値を達成している方だった。

岐阜で成功を収めている社長さんは、世間一般の常識とは逆説的だけれども、経営の本質に切り込んだ事を話されるので勉強になることが多い。

教科書どおりに多品種少量生産で奏功しているのかと思いきや
リードタイム短縮化による生産量の多さでセル生産のメリットを生かしておられる。
セルを構成するヒトの性格や気質まで考え抜いた生産戦略、生産の前提となる商品のマーケティングのうまさ。 

やっぱり、社長さんが、一番の教科書だということを痛感した一日だった。